LASTLOVE
Ⅰ 常夏の島
激しい頭痛がする…

頭にキーンと音が鳴り響きく…。

ココはどこ…?

波の音がする…

あたしの住む街に海は無い…

瞳を開くと、辺り一面に海が広がっていた…

(え…?なんなの?ここどこ…?)

「夢?」

「え…?」

名前を呼ばれて振り返った…。

そこには元カレの春(ハル)がいた。

「え…?何で春が?」

「俺が聞きたい…。」

春はあたしのもとにやってくると抱き抱えるようにして起き上がらせた。

「…ごめん。」

一瞬ダケ抵抗を感じたけど、そんなこと言ってる余裕は無い。

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