LASTLOVE
「運命…ねぇ…。」

「夢…俺には夢しかイナイんだ。本当にこれまでのことは反省して後悔してる。同じことは絶対しない。これからは夢を…夢だけを愛するよ。」

あたしは何も言えなかった…。

「LAST LOVEの相手になってくれ。俺誓うよ…」

「それってさぁ…。」

おもむろにあたしは口を開いた。

「奈緒さんが翔君のとこに行ったからじゃない?脱出できないって焦ってるんでしょ。」

「それとこれは違う。俺には夢だって…夢しかいないってずっと思ってた。」

最低だけど嫌な気はしない…。
< 133 / 191 >

この作品をシェア

pagetop