生きて。笑いたい。







…………掴まれてる肩から、山本の体温が伝わってきて…何だか恥ずかしくなった。









でもあたしの身体は、急激に変化を出してしまうんだ











――――ズキッ






心臓が痛い。






発作が来たみたい…………










あたしは身体を強張らせて、必死に耐えようとした。






「…………神田…?」





「………………っ…」











ダメ…………













胸が、息が、










苦しい。














「………っは…う……っ…!…」






「神田っ!?」




「………………~っ…」









あたしは顔を歪めて 息をしようと努力する







………でも何をしても苦しい…












上手く、息が出来ない…………













――――フワッ………










もう駄目………。と思った時、あたしの身体が浮かんだ。







「…………………。」





「待ってろ!!今先生の所連れてってやる!!」






そう言って、あたしを抱えて走り出した










――――タッタッタッ…………












「もう少しだから…っ………」




「………………っ…」






「…っ絶対に連れてってやるから…!…
…絶対……………!」















あたしはその言葉を聞きながら、山本の腕の中で意識を飛ばした。










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