生きて。笑いたい。








悔しいけど、耐えなければ







あと2ヶ月ない神田さんの為にも、頑張って耐え抜く







……だから


「泣かせて」




「何でだよ」





「今だけでいいから、泣かせて」




「…………」




「これから耐え抜く為に、泣かせて…っ…」







あたしは、山本の返事も待たずに泣き出した。







「はぁ…」



山本の大きいため息が聞こえた







と思ったら、あたしの頭に手をポンポンッて無造作に置いてくれる。








それのせいで、余計に涙が溢れてきた







「知っちまったからには、耐えなきゃなんねぇ」





「う゛ん…」






「アイツらに俺らがしてやれる、唯一の事だと思う」





「う゛ん……」






「頑張ろうな、お互い。」






「う゛…ん…っ…」














そう答えてから、あたしは無意識に山本の胸に飛び込んだ。






山本は抱き付かれても、黙って背中を擦ってくれた











『頑張ろうな、お互い。』










大丈夫。




仲間がいる



耐え抜けられる









「……っ頑張るよ…」




「あぁ」











がんばる。








がんばれる。





















--あたしは、耐えられる










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