あたしの視線の先。
でも奈津美は整った顔だから、
そんな汗も何だか可愛い。
それにスタイルだって良いし、
足は細いし。
同じ人間で何でこんなに違うの?
あたしなんて、、、
「なに?」
ずっと見てたもんだから、
奈津美が不思議そうに
首を傾げた。
「いや、なんか虚しさを
感じてただけ」
そんなあたしの言葉に、
奈津美は再び首を傾げる。
そしてあっという間に
満面の笑みになった。
「これ終わったらさ、
バスケ見に行こ!」
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