総長とワタシ
「…クスっ!…いってきます!」
部屋を出てライキのバイクに跨る。ゆっくりとバイクは進み街に来た。

店に入り水着を物色していたら女の人の人だかりが出来ていて、その真ん中にライキが居た。ー…ライキすごくかっこいいからなぁ。自覚はないみたいだけど…ー

ライキと目があった。
ゆっくり女の人の視線と一緒に近づいてきて口を開いた。

「決まったか?」

「あっ……うん!」

まわりから声が聞こえた

『彼女いたんだ〜』

『あの子より私たちの方がかわいくない?』

『とっちゃう〜?』

一人の香水臭いお姉さまが声をかけてきた。
「ねぇ〜そんな子ほっといて私たちと遊ばなぁい?絶対そっちのほうが楽しいよ〜!」
語尾を上げてライキにすり寄る。
< 90 / 227 >

この作品をシェア

pagetop