総長とワタシ

デート



あの日から2ヶ月が過ぎ夏休み真っ直中の私たち。

クーラーの付いてるリビングでくつろいで居たら拓磨が提案をしてきた。

「ねぇっ!みんなで海行こうよ!!」

すかさず隼斗がニヤっとして
「賛成っ!大賛成!!」

私も海嫌いじゃなかったから
「行きたぁい!」
と声を出しライキをちらっと見た。

ライキは読んでた雑誌を置き優しく微笑んで
「…じゃあ、週末行くか」
と、賛成してくれた。

私は水着を持ってないからライキにお店に連れて行ってもらうことにした。
部屋を出ようとした時、またも息を揃えた二人が口を開いた
「「美空ちゃん!!ビキニねっ!!」」

そう言った瞬間二人の顔が強ばった。。

ゆっくり後ろを振り向くとライキがすご〜く冷たい目で二人を見下ろしていた。

二人はあわてて
「「いってらっしゃいませ〜」」
と手を振った。
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