ツンデレな王子さま♪





声がした方に視線を移すといなくなっていて誰だかわからないままだった


私の前には愛ちゃんがいて思わず抱きついてしまった


「ど…どうしたの?」

慌てた様子でまばたきをするのも忘れている愛ちゃん


「あのね…あのね…グスン」


さっき言ってた事を愛ちゃんに話すと


驚く様子も見せず「嘘に決まってんじゃん」愛ちゃんはそう言いきって笑顔を見せた

「そ…そうなのかな…」

疑いたくないけど

信じてしまうよぉ…


そんな私に深い溜め息をついて愛ちゃんが言った

「本人に聞くのが一番よ」


軽く私のほっぺを引っ張り「わかった?」そう聞く愛ちゃんに気をとられながらも

「わかりましたぁ」

そう呟く私







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