無気力少女
「ま、目的も達成したみたいだし。



私は帰るね~~~~~」



ガチャリと閉まった扉。



一体何しに来たんだ。



「ん″~~~」



ギュッと抱きつき



額をぐりぐりっとこすりつけるケイ。



「幸せそうだな」



ぽつりと呟くと



なんとなく笑ったように見えた。



今はこの笑顔で我慢しときますか。



俺はゆっくりとケイを寝かせた。






無気力少女の恋の始まり



[完]


< 90 / 122 >

この作品をシェア

pagetop