飛べない鳥
『なんか天気悪くなってきたね?教室戻ろうか?授業始まるしね』
『…そうだな、先戻れよ』
青い空が薄汚い雲で鮮やかな青色が隠れてしまっている。
もう少しだけ唯と居たかったが、そういう訳にはいかない。
授業があるし、話すことなどないからだ。
『遥斗は?』
『あとで行く、先に行け』
『じゃあね…』
『あぁ…』
唯がこの屋上から出ていってしまった。
俺は唯を止めることなく、そのまま見送った。
薄汚い雲は、この空を染めると同時に、俺の心も暗くした。
『…むかつく』
むかつく…むかつく…
自分の無力さにむかつく。
自分の気持ちに素直になって行動出来れば、俺は幸せものだろう。
一体この世界で恋をしている人は、どのように好きな人と接しているんだ?
教えてくれよ。
『…そうだな、先戻れよ』
青い空が薄汚い雲で鮮やかな青色が隠れてしまっている。
もう少しだけ唯と居たかったが、そういう訳にはいかない。
授業があるし、話すことなどないからだ。
『遥斗は?』
『あとで行く、先に行け』
『じゃあね…』
『あぁ…』
唯がこの屋上から出ていってしまった。
俺は唯を止めることなく、そのまま見送った。
薄汚い雲は、この空を染めると同時に、俺の心も暗くした。
『…むかつく』
むかつく…むかつく…
自分の無力さにむかつく。
自分の気持ちに素直になって行動出来れば、俺は幸せものだろう。
一体この世界で恋をしている人は、どのように好きな人と接しているんだ?
教えてくれよ。