先生と秘密の恋◇こらぼ◇

うざうざうざうざうざうざうざ。

馬路でうざい!
なんなの?

あのブリブリ女ども!
色目使ってさぁ。


…だけど。
実際、ちょっと羨ましかったりする。

あたしは、あぁやって輪の中になんて入れないから。

臆病なあたし。

遠くから、見つめることしか出来ない。


『じゃあ俺、職員室行かなきゃだから。』
『えー。先生また明日ね!』
『おぅ!じゃあな』


坂下先生は荷物をまとめて教室を出ていこうとした。

『畑中、ちょっといいか?』

え?
今、あたしの名前呼んだ?
畑中ってあたしだけだよね?

『先生、どうしたんですか?』
『そこの荷物を職員室に持っていってくれないか?』
『はい、いいですよ?』

< 3 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop