先生と秘密の恋◇こらぼ◇

あたしは、女子の嫉妬の眼差しを無視して坂下先生と職員室へ向かった。


『先生、どうしてあたしを呼んだんですか？周りにいっぱいいたのに。』

たまたま目に入ったから。

とか言われたらショックだなぁ。

『あいつら、俺に色目使ってるだろ？俺ああいうの無理なんだよ。畑中は自己紹介の時そういう感じしなかったし。』
『そうですかぁ』


なんか、複雑だ。

ブリブリが嫌いなのは良かった。
だけど、あたしを呼んだのはあたしがブリブリじゃなかっただけ？

超複雑。
頭ついてかなぃ。


『はい、どうぞ』

職員室についても先生は誰もいなかった。