クラスメイトは婚約者!?〜Sweet☆Plan〜
俺たちは最初からどこか食い違っていたんだ……
携帯を取り『母さん』というところで通話ボタンを押した
機械的な呼び出し音がむなしく耳に響く
『あら―。あなたから電話してくるなんて珍しいじゃな―い』
電話越しに聴こえる、お袋の声
「すみません…。今、時間大丈夫ですか……?」
『え…えぇ―…大丈夫よ?何かあったの?』
能天気だがやっぱり2人の子供を持つ母だ……
様子がおかしいと気づかれてしまっているようだ……
『……沙羅とこれから一緒にいる自信がありません…』
「な!何言ってるの?!最近仲良さそうにしてたじゃない!?」
それは俺が沙羅の夫だったから……
俺がもし…婚約者じゃなかったら……
俺がもし…宮澤財閥の御曹司じゃなかったら……
俺らは出逢うことはなかった
俺が夫だから沙羅は俺しか選ぶことは出来なかったんだ……
俺じゃなかったら……
俺が沙羅と出逢わなかったら………
沙羅にはもっと幸せな人生があったんじゃないのか……?