Ghost Lovers
青藍

真っ赤なLip


――あれから。

月日がたつのはあまりにも早いもので
私がこの幽霊屋敷に来てから
もう一週間が過ぎようとしています。



「はあぁぁ~~……」



でも、ここまでお客さんが来ないとは
思ってもみませんでした。




「…デカイ溜め息だな…」
「ゲッ!凜!」
「何だその反応は。失礼な。」


大広間の豪華なソファに寝そべって
ただただ怠惰な時を過ごす。
天井を見上げては寝返りを打ち、クッションを抱きかかえては溜め息を吐く。

そんな私の視界に、ひょっこりと凜の顔が見えた。

< 126 / 169 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop