愚者
「私が弱いからかな?」
「それは関係無いと思う。強いだとか弱いだとかは本人の問題だけど、他人が干渉して良い領域じゃ無い。少なくともイジメて良い理由には成らないし、イジメ自体を許すべきじゃ無いね」
「強いんだね……」
「僕は強い訳じゃないよ。只、強く成らないと生きていけないのさ。僕の現状は見た通りだ。生まれて直ぐにこの施設の前に捨てられていたのを、ここの人が見付けて保護してくれたんだ」
「そうなんだ……」
「僕は生まれてこの方、両親の顔も知らないし、知りたいとも思わない。有りの侭だよ」
「スゴイ事だよ」
「そうじゃない。只、どれだけ現状を嘆いても自分が変わらないと駄目だからね。その上で、僕は僕のスタンスを取る様にしたんだよ。僕だって根本は弱い人間さ。只、強がっていると云っても良いのかも知れないけれど、強く成らないと生きていけない。それに捨てた両親を恨んだとしても何も意味が無いからね。それなら前を向いて生きて行く意外に道はないんだよ」
「それは関係無いと思う。強いだとか弱いだとかは本人の問題だけど、他人が干渉して良い領域じゃ無い。少なくともイジメて良い理由には成らないし、イジメ自体を許すべきじゃ無いね」
「強いんだね……」
「僕は強い訳じゃないよ。只、強く成らないと生きていけないのさ。僕の現状は見た通りだ。生まれて直ぐにこの施設の前に捨てられていたのを、ここの人が見付けて保護してくれたんだ」
「そうなんだ……」
「僕は生まれてこの方、両親の顔も知らないし、知りたいとも思わない。有りの侭だよ」
「スゴイ事だよ」
「そうじゃない。只、どれだけ現状を嘆いても自分が変わらないと駄目だからね。その上で、僕は僕のスタンスを取る様にしたんだよ。僕だって根本は弱い人間さ。只、強がっていると云っても良いのかも知れないけれど、強く成らないと生きていけない。それに捨てた両親を恨んだとしても何も意味が無いからね。それなら前を向いて生きて行く意外に道はないんだよ」