大好きちーちゃん
ちょうどそのとき
近所の人がでてきた。

「あの~、アスペルガーって…
うつりませんよね?」

うつるわけないじゃない!!
病気じゃないんだから。
たった一つの障害、いや
それはその人の一つの個性。
それはかけがえのない個性なんだから。


『…じゃない』


「え?」

『うつるわけないじゃない!!
貴方に何が分かるの!?』

「あ、すいません。」

とても軽い軽い返事だった。
ありえないくらい軽い返事。
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