八ヶ月の純愛


昨日と同じように、
私たちの前を通り過ぎようとしていた。


私はとっさに、
「先生!靴新しいね。」
なんて話し掛けていた。

すると笹森先生は、

「あー!そうなんよ。誰かさんが
靴ボロボロとか言うからー。
新しい靴うらやましいやろ?」

なんて、笑いながら
足を前に出して言ってきた。

笹森先生ってこんなにかわいい顔
するんだなあ。なんて
私は思った。

いつもは冷たく、誰も寄せ付けたくない
ような顔つきなのに・・・
なぜか今日見ている笹森先生は、
子供のように純粋な笑顔だった。


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