空色パレット
まだ気づかない笹河。
一緒に歩きたくないなぁ。
でも、教えたくない。


「ほら、行くぞ」


「…はい」


…今言わなきゃ怒られるかなぁ。

でも、どうしよう。

…よし…あとで、怒られるよりマシ。


「笹河さん、その服…」


「ん?服がどうした」


「いや、牛…」


ちらっと自分の姿を見て、あたしを見た。


「…お前が可愛いって言ったんだぞ」


えっ、そのままで行こうとしてたの!?

やっぱ気に入ってたんだ。


外に出て、バイクに乗る笹河。
牛が…バイク。


笑われる気がするよ。


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