愛してるのに愛せない
「大輝!よくやった!!」
リレーが終わり、退場した俺たちは大輝に駆け寄る。
「最後はドキドキしたよっ!」
彩が大輝の肩を軽く叩く。
「ははっ、大輝って陸上部にも勝っちゃうんだっ」
レイが大輝の背中を叩く。
「大輝、お疲れ」
「海斗もな!」
俺たちは拳を作ってコツッと合わせて笑い合う。
その時、クラスの全員が俺たちのところへ駆け寄ってきた。
「お前らっよくやった!」
体育委員の子が俺と大輝に肩を回す。
「海斗も最初に差をつけてくれて助かったし、大輝も最後がよかった!」
「ありがとっ!」
俺は軽く言うと、彩とレイの方を見た。
どうやら、こっちと同じ状況らしい。