愛してるのに愛せない


夕飯何にしようかな…



そう思って冷蔵庫を開けると彩が覗き込んできた。


「うわっ!…びっくりさせんなよ…」

「いや、なんか手伝おうかと…」

「彩って料理できんの?」


俺はニヤニヤしながら彩に聞く。これでできるなんて言われたら意外すぎる…



「あたしを誰だと思ってんの?」

「金髪の意外な女の子」

「失礼なっ!あたしだって料理できます~っ!」






なんだこいつは…!!


彩…意外にも程があるからっ!





「ははっ、悪い悪いっ」

「もう…」





俺と彩は笑い合い、二人で夕飯を作る。




その間、大輝はテレビを見ていた。
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