ツンデレ彼氏をGETしろ!

「姉貴が一番に気付いたんだ。
俺が、春…美鈴の事好き、って。
だから飯作らせたりする事で繋いでてくれた。」

『麻紀さん、弟思いで優しかった…』

「あぁ。
親の事も、俺はもう良いらしい。」

『へ?』

「俺の部屋、家。
家具が増えてきてる。
美鈴が来るようになってから、美鈴の物も。」

『そういえば…
色々、置いてる。』

「だから美鈴…?」

そこまで言うと渡辺くんは私の両肩を持ってスッと引き離した。


「…好きだ。」

『…うん。』

「また美鈴の作った飯が食いたい。」

『…うん。』

「美鈴の笑った顔も、怒った顔も全部。
俺が隣で見ていたい。
俺だけのモノにしたい。」

『……ッうん。』

また涙が溢れだす。
渡辺くんも顔を真っ赤にして真剣に言ってくれている。


「美鈴が、好きなんだ。」

『…ッ私も好きだよぉ!!』

ガバッと抱き付くとギュウッと抱き締め返してくれた。

まだ夢みたいだよぉ………

 
 

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