~親友という名の絆~
「すごーい…
どうしてこんな事できるの?
…の前に翔と涼って何者なの?」
私は2人に尋ねた。
「僕らは『死』の世界への案内人。
ここに留まった魂が悪霊にならないようにするためのね。」
「言ってなかったのかよ。」
「言おうとしたら君が来たからタイミング逃しただけだよ。」
「りょっ…」
「いくよ!!」
翔の顔に青筋が立ったけど、涼は無視して叫んだ。
ブンッ
そう音がして足元に穴が開く。
「へっ!?」
「行ってらっしゃい♪」
涼は爽やかな笑みを浮かべて手を振るのが見える。
「え――――っ!!」
私は暗い穴に落ちていった。
『薫、タイムリミットを忘れないでね。』
どこからか涼の声がした。
そして、その言葉が終わると同時に私は光りに包まれていたー