アイツとアタシの関係



『消毒してやる』


そう言って真穂と唇を重ねた。


触れるだけのキス。


びっくりした様子の真穂。


当たり前か。


でも、止めれなかったんだ。


なぜしたのかは自分でもよくわからない。


もしかしたら、河合に嫉妬したのかもしれない。




そっと唇を離す。


『よくなったら教室来いよ。』


唖然とする真穂にそう言って保健室をでた。




静かな保健室とは反対に、廊下は人で賑わっていた。



.
< 95 / 135 >

この作品をシェア

pagetop