幸せのかたち
「乃愛。」
後ろからポンッと背中を押される。
「乃愛、大丈夫だって!」
「嘉穂・・・。」
「功、きっと照れてるんだよ。」
「・・・うん。」
「それに、あの女の子達に功、告白されたりしてたけど
全部断ったらしいし。
でも、乃愛にはOKしてくれたんだから。
自信も持ちなって!!」
美奈も優しく言ってくれる。
「・・・うん・・・。」
「今は乃愛が彼女なんだから!!
言いたいことがあったら功にちゃんと言って良いんだよ??
遠慮しないでさ。」
「そうだよ!!
それに、あたしは功と乃愛はすっごくお似合いだと想うよ!」
「美奈・・・嘉穂・・・。
うん...ありがと!!」
あたしが笑顔で言うと、漸く2人の表情が緩んだ。