秘密の授業〜あたしの青春〜



To. 山崎
Sub.Re2:
――――――――――
了解です!
あと番号も教えとくね
寂しくなったら
電話してきてよ〜(笑)

080#*#*#*#*

    ‐end‐


電話かけてくれるかも……なんていう、ほのかな期待をメールにのせて、先生に送った。


でももちろん、電話がくることは無かった。

そりゃあ、先生だもんね。


そういう“けじめ”は、つけて当たり前。

あたしは、割り切るところはキッチリ割り切る……先生のそういうところも大好きなんだ。


脈なしなんて考えないよ?
卒業したら……そう考えれば、見える世界は180度変わる。

先生が好き。

好き。


でも――……

今日のあのときから、なにか変。

胸が、苦しい。
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