*。゚.・人魚姫・.゚。*
 


いつの間にか遥かに高く
あたしの身長を越えていて・・・


大きく広くなった肩幅や


あたしの全部を包み込むような
ごつごつした手


細いけれど
分厚くなった胸板


男なんだ・・・って感じた



家に・・・あたしの傍に
翼が居てくれて良かった


スゴく

スゴく心強かったんだよ?


あれ──・・・

視界がぼやけてくる。




眠い──・・・


泣き疲れただけなのか・・・
ヤった後だからなのかは



──わからない





あたしは静かに闇へ堕ちた・・・






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