to Home!!


朝から上機嫌だった自分がアホらしくなってきた。

1人で舞い上がってたのかも…。




そうしていつも通り玄関で靴を履いた後、祐也さんが側まで見送りにくる。


いってきます、を言おうと口を開いた瞬間…





「んっ…」



祐也さんが突然キスをしてきた。


すぐ離れた後、彼は私の耳もとで囁いた。




「朝から我慢するので精一杯だから、今はこれで許して?」




そう言った彼の耳は真っ赤だった。

私はとっくに赤くなってたけど。





なーんだ…祐也さんも私と同じだったんだ。




微笑んで頷いた私にもう一度キスをすると、


「いってらっしゃい」


と言ってくれた。



「うん、いってきます!」













全然いつも通りなんかじゃなかった。


やっぱり両想いになれたんだ!






そんなこんなで私は上機嫌で登校した。
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