大切な大切な幼なじみ


だんだん目に涙が溜まってきた。

翔太に対して「こわい」という

感情を生まれて初めて持った。

でも私は震える片手でカバンから

紙とシャーペンを取り出した。


「声が出せなくなったけん」


こう書くと翔太の顔は驚きに変わった。

こう見ると昔と変わっていない・・・。

< 230 / 246 >

この作品をシェア

pagetop