大切な大切な幼なじみ



「いっ・・・」


「・・・桜に何しよん!!」



タイミング悪く翔太が家に帰って来た。



「私は何も悪くない!」



そう言い残し、あいつは去っていった。



「桜・・・おまえ・・・その頭・・・」



翔太の顔が青ざめとる。


そっと触れたらベットリと血がついた。


頭がガンガンする・・・気持ち悪い・・・。


そう思いよったら・・・。



「ちょっ・・・大丈夫?しっかりして!麻里!救急車!」


「わかった!有子と男の子ははその子についとって!」


「うん!・・・名前言える?」



意識が朦朧とした中で答える。



「・・・さ・・・くら・・・」


「桜ちゃん!しっかりして!」



私の意識はそこで途切れた・・・。



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