大切な大切な幼なじみ



私は、今までにないくらい腹が立った。



「こんなことして何が楽しい?いい加減にして!こんなんもう嫌!」



もう、我慢の限界やった・・・。


私達の周りには


たくさんのやじ馬が集まってきとった・・・。



「はあ!?意味が分かりませんけど。悪いのは桜のにいちゃん。何か文句でも?」



私は


面白そうに笑うこいつが許せんかった。


反論しようと思い、どぶをよじのぼった。


でも


こいつの手によって私はまたどぶの中に戻ってしまう。


しかも、さっきよりも強く頭を打ち付けて・・・。



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