大切な大切な幼なじみ

自分の気持ち



「おばあちゃん・・・ちょっとかまん?」


晩ごはんを食べ終え食器を洗っているおばあちゃんに話しかけた。


「ん?どしたん?」

「私・・・桜中学校で吹奏楽部に入りたかって・・・でもすぐに転校することになって・・・春風中学校にも吹奏楽部があるって聞いて・・・」

「入りたいん?」

「・・・うん。でも・・・お金かかる」


やっと言えた・・・。


「桜ちゃんは菫にそっくりやねぇ・・・」

「・・・え?」


菫(すみれ)は私のお母さん。
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