私こそ光る☆君 ~エレジー編~
そして今は遊園地デートの締めくくりの定番!!

観覧車の中。


どんどん地上を離れていく。

観覧車が頂上に近づくのに比例するかのように私のテンションも上昇中。


『わ~、見て夜景がすっごくキレイっ!!』


なんてベタなことを言ってはしゃぐ。


「そうか?」



観覧車が頂上に上り切ったその時だった。


向かいの席に腰掛けていた遥がおもむろに立ち上がり、こちらに近づいてくる。


……えっ?


私の目の前に立つと軽く屈み、こちらに手を伸ばしてくる。


ど、どうしよう……//


高度120メートル。

心拍数も急上昇!?


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