Summer love


―――1日目



今日は祥悟と遊びに行く日。




服なんて2時間くらい迷った。



祥悟が迎えに来てくれるらしいから、それまで軽〜くメイクをしてみた。




鏡をまじまじと見つめ、バッチリOKてとこで祥悟が来た。


ピンポ〜ン♪



あたしは走ってドアを開けた。




そこには私服姿の祥悟がいて、あたしは思わず見とれてしまった。


「華夜?」



そう声をかけてもらうまでずーっとあたしは見とれていた。


「はいっ!ワタシハ、タチバナ カヨデス!!」



・・・・なんて気がついたときには変な事を口走ってた。




「華夜お前大丈夫か?」



「なっ!あたしを頭のおかしい奴だと思ってんの!?」




「当たり前だろ・・・?」


とキョトンとした顔でいかにも正しい事言ってます的な事を言われた。




「うっ・・・。」



・・・言い返せなくなってしまって、立ち尽くすあたし。






「・・・・・ほら、行くぞ。」



そう言われて、あたしはちょっと顔が赤くなった。




「・・・うん。」
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