年下男子♂


「で、私はどうすりゃいいの?!」


「えーと由香は何もしないでいいよ!(笑)」


愛里沙は考える様子もなく返答した。


「え〜」


由香はそれを聞いてがっかりした。


「まあ、てきとうに愛理に怪しまれないようにしといて〜」


「はいはい。」


由香は不機嫌そうな顔で返事した。


「裕也!この作戦でOK?」


愛里沙は裕也に視線を移し尋ねた。


「ああ!姉ちゃんありがと〜」


裕也は満面の笑みを見せた。


「え?俺は?」


智也が裕也をいやらしい顔で見た。


「あ、智也もありがとな!」

裕也は智也の手を握った。

「私は?」


智也に続くように由香が尋ねた。


「由香は別に何もしてないじゃん(笑)」


愛里沙がツッコミを入れた。


「まあ…ありがとうございます(笑)」


裕也は苦笑した。


「ちょ…裕也くん?!何そのためらった返事は!ひどくない?」


由香は口をとがらせた。


「あはは(笑)」


愛里沙は笑った。


そんなわけで作戦会議は終了したらしい。


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