カエルの王子様
「沢山泣いていいのです。
その涙こそ忘れずに、
次に生かしたらいいのです。」


「キリ。ありがとう。
けどみんなの元に戻って、
また大変な思いをするのも、
辛いんだ・・。」


「マリー達ですか?」


「何故知っている。」


「これで見たのです。」


目の前に出されたのは、
大きな水晶の珠だった。


「私は魔法使いです。
ヨーセーが悪事を犯した
おかげでみんなは離れた。
けどマリー達は、
今でも私を助けてくれるのです。」


「じゃあマリーの目は!!」


キリは首を横に振った。
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