カエルの王子様
「みんな目を瞑って?」


キリがいきなり言った
言葉に3人は従った。


「いいよ。」


2人が目を開けると、
2人の目から涙が出てきた。


「バン?」


「ああ。
エンゼ。ポン。そして・・。
マリー様ただいま!!」


「本当にバンなの?」


マリーは怖がりながら、
俺を触り始めた。


「本当だ。
バンが帰って来た!!」


子供の様に喜ぶマリーに、
俺たちは笑った。


「お帰り!!バン!!」


俺の居場所はここだと、
感じた。
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