カエルの王子様
城に着くと、
母が心配そうな顔をして、
俺に近づいてきた。


「何処に行っていたの?」


「散歩です。
1日中ここにいたら、
窮屈ですからアドバイスを
頂きました。」


「誰から?」


「執事です。」


「ケンヨウ?」


「ええ。
誰が俺の執事をしてくれますか?
ケンヨウ以外誰も、
してくれません。」


母の顔は凄く怒っていた。
けど執事は全て辞めた。
嫌。母が辞めさせた。

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