甘々極上不良彼氏



あの赤い髪。

あの独特な雰囲気………


達海?
竜ヶ崎連合の……達海なのか?



「ははっ…まさか…な。」



「何がまさかなんだ?ほらっこっちこい!!」


あたしは石原に腕を退かれ、数学室に来ていた。


数学室とは、数学に関する資料がずらりと並んである教室だ。





どかっと椅子に座ると、足を組み偉そうな態度で聞いてきた。


「でぇ?どこがわからねぇんだよ?」


「お前性格変わりすぎじゃね?」


「うっせーよ。早くわからねぇ問題見せろや。」


「これだよ!この問題!」


「お前こんな簡単な問題もわからねぇのか?」


「はぁ!?これ東大の入試問題だぞ!?」


「はぁ〜……こんなの簡単だろ〜………」


「無駄口叩いてねぇで早く教えてくれよ!!」


「わーったわーった。…いいか?これはここのxを〜……………………」



――――38分後。



「あぁ〜!!そっかそっかなるほどね〜じゃぁこの問題はこのやり方を利用して、xの値を求めるわけか!!」


「そうだ。」


「なるほどね〜石原ぁ、あんた柄はわりぃけど教え方はいいよな〜!!」


「うっせ!!あっ!!そうそうお前のクラスに転校生が来るらしいぜ?」


「へぇ……まさかあの赤毛の男?」


「おう。」

「名前は………?」



まさかな…達海なわけねぇよ…な………。



「あぁ゙?俺が知るわけねぇだろ?」



「そ…だよな。」


普通知ってると思うんだが……



「まっ!いいや!ありがとな!」

「おう。またいつでも教えてやるからな!」


「さんきゅ!」



あたしは少しモヤモヤを抱え、教室に向かっていった。
< 101 / 126 >

この作品をシェア

pagetop