君想い



弥生はキョトンとしている。



あたし、変なこと言ったっけ?




「幸せ…か。俺もだなー。」




と、弥生は笑った。



あたしはこの時、確かに幸せだった。



でも、神様はそんなあたしたちを許さなかったね。



あたしは君のそばにいたかった。



でも…届かなかった。



ねぇ…君は本当に幸せだったの?



あたしは幸せすぎて、君がいない生活は耐えられないかもしれない。
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