ビー玉の瞳




次の日も、その次の日も、家の中は地獄だった。



2人は時々ケンカもするけど、今回みたいに長く口をきかないのは初めてだ。



パパの帰りはどんどん遅くなるし、ママの目は毎日赤い。



ボクはパパもママも大好きだから、とっても悲しかった。



学校でアンドウ君といてもどこか上の空で、心ではずっと後悔していた。


どうしてあんなもの見つけてしまったのか。


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