恋愛小説家のススメ!
「里桜くんも読んだ方が良いよ。絶対に感動するから」

柊には珍しく、握り拳を作ってまで力説してくる。

「今日から図書委員達にも薦めようと思うんだ。そして出来たら校内でも薦めようかと…」

「はっ!?」

「良い作品なら、そこまでの努力は惜しまないさ」

いや、惜しんで良いから!

そんなことしたら、またHPがある意味炎上するから!

「そうだ! 早速生徒会に進言しに行ってくるよ!」

「あっ、ちょっと! 柊!」

…柊は見たことも無いような輝いた笑顔で、走って行ってしまった。

…って、大ピンチ!?
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