恋愛小説家のススメ!
「え~? 先生も読んでいるんですか?」

「ああ。暇潰しに読み始めたんだが、結構おもしろいよな」

…その後、先生は生徒達と『REN』の作品について語り始めた。

思いのほか、多くの生徒が話題に乗ってきたことに驚いた。

そして授業が終わった。

「おっと、いかんいかん。まっ、『REN』も小説だからな。国語の勉強の一環だ」

と、教師らしくない言葉を言って、教室から出て行った。

……大丈夫か? この授業。

けれど先生の好感度は一気にアップしたようだ。

私は……普通の授業がしたかった。

< 8 / 127 >

この作品をシェア

pagetop