恋愛小説家のススメ!
「にしても、スゴイ友達がいるもんだね。里桜」

「あっアレはたまたまで…」

中学時代、私と彼女は同じ図書委員だった。

でも彼女はヤク中になり、私は同じ委員として、図書委員のプリントを届けに行った。

そこでボロボロになっている彼女を見て、何とか力になってあげたかった。

家にこもるだけではヒマだろうし、イヤな考えもしてしまうから…マンガにゲーム、アニメのDVDを貸した。

そして三ヵ月後。

彼女は見事ヤク中から抜け出し、再び登校してきた。

…オタクとして。

「何だかスゴイ話だね」

「あっああなるとは思わなかったのよ」
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