Seven Sea!
いつになく真剣な兄貴。目を細めなにかを見ている
なんだ?
「……あの海賊旗は南東………。」
ボソリと兄貴が呟いた
「南東………初めて見るわね。」
「そこまで戦闘力は強くないはずだけど……。」
それにマリア・セシリア、シェーンが続く
「戦闘力が無くてもここはきれるぜ。」
ルーク・フォームスが自分の頭を指でつつく
「……それより、おかしいと思わないかい?」
「兄貴?なにがおかしいんだ?」
「船がやけに静かだ……。」
いわれてみれば、確かに南東の奴らの船は異様に静かだった
「50人程度がのる船にしてはデカいし、他に仲間がいるとみて間違いない。それに………、」
兄貴は倒れている海賊達を一度みてまた港に戻した
「………船長がいない。」
その言葉に全員が海賊達を見渡した
「全員雑魚ってやつか……。」
ルーク・フォームスが仰向けで倒れている海賊の1人を足で上に向かせる
「いくら南東海域の海賊の傘下だからって普通船長くらいはいる。いや、いなくきゃ航海なんてできないさ。」
兄貴は少し黙るように考えると、バッと森をみた
「……もしかしてっ、南東の奴らの狙いはこっちじゃない?」
こっち?じゃあ狙いはなんだ……?
「……最悪だな。」
兄貴が眉間に皺を寄せる。その頬には汗が一滴流れた
「奴らの狙いは村人だ………っ!」
兄貴の焦った声が響いた
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