君に捧げる想い 〜birthbywhiteday〜
「頑張ってもダメだと思えば、あげはは、すぐに諦めるクセがある」

中原の言葉がオレに刺さる。

「あげはに一つだけでも諦められないものがあればって思った。お前がそれだと思ったんだけどな」


中原は肩を落とした仕種をする。

「中原、まだ間に合うだろうか?」

「お前次第だ」

あげは、オレはお前を諦めない。

必ず、お前のそばに戻るから

オレは決意を固めた。

「これは返す」

中原にメモを返した。

「オレの中にあるあげはの記憶からあげはを探して見せる」

中原はそうかというと笑った。
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