君に捧げる想い 〜birthbywhiteday〜
「あのな、今日、ホワイトデーだろ」

「うん」

「お返しをしたいんだ。今日、会えないか?」


返事をもらうまでの数分、それが何時間にも感じられた。

「先生と出かけるから何時に帰ってくるかわからないよ」

「それでも良い。ずっと待ってるから。あの公園に来てくれ」

指定した場所は、オレ達が最初にデートをした所だ。

家から近い場所だったけど。

あげはとちゃんとしたデートをした場所だ。
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