リビング。
「まったく…お前もお前だ。
仲良くしようと
自分からやってみなけりゃ、
進まないぞ?」
どうやら啓哉は
龍貴の状況を知っているらしかった。
「誰かに訊いたんだ?」
「あぁ。」
「…あんまり口外しないでほしい。
同情されんのも嫌だ。」
「ほら、自分から
扉を閉じようとしてる。
そんなだから
仲良くなれない。
違うか?」
言葉に詰まる龍貴。
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