闇の中の人


[楓ちゃん?]


親友の麻里に名前を呼ばれフッと我に返った私…


【何?マー?】


いつも呼び慣れた名前で返事を返した私に…



[このサイトに入ってみない?凄く面白いんだよ!!]


そう言って満面の笑みを浮かべながら言うマーに…



【そんなに面白いサイトがあるの?どれどれ?】

携帯の画面を覗き込んで観る私に…



[これね。登録がただでしかも色んなゲームが無料で楽しめるんだよ!!楓もやってみたら?どうせ小説が書けなくてスランプに成ってるんでしょ?]


私にそう説明しながら薦めるマーに…



【確かにスランプに陥ってしまったよ…。本業の方も余りよろしく無いし…。】


私がそう答えると…



[携帯、貸して!登録してあげるからさ!!]


マーはそう言って私の手から携帯を取った。



【ちょ!ちょっと!?マー!!】


私は慌ててマーの名前を呼びそして取られた携帯を返して貰おうと手を伸ばすと…



[いいじゃん!!どうせ小説が書けなくて成って暇に成るんだからやってみても。]


マーはそう言うと私の携帯を開き何やら操作を始めた。



【ちょっと!?マー!!勝手に!!】


私がそう言ったのも束の間…
何処か?から返信のメールが来た…




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