闇の中の人
〔楓?楓は私が余計な事をしたって思ってるかも?知れない…
でもね。
私はこのゲームの中で色んな人達と出逢い仲良く成り友達に成ったの。
だから楓にも新しい友達を見付けて欲しいと思ってるし素敵な出逢いを望んでるの…〕
マーは私にそう言った。
素敵な出逢いね…
私には無縁だわ…
この七年間…
琢磨を忘れた事も無く…
琢磨の事だけを想い…
琢磨の元に逝きたい…
そればかり考えてた私にマーは新しい出逢いをしろと…
その場を与えてくれたと…
そう言う事なの?
私は黙ってまま…
マーが言う登録されたサイトの事を思いながら、これでいいの?悪いの?と自分の心に問い掛けてた…
〔楓?そんなに悩む事じゃ無いよ…
本当に気楽な気持ちで嘘だと思ってサイトに入ってごらんよ。〕
マーは私がサイトに行く様に急かす様に言い方をした…
【う~ん…】
携帯を握ったまま…
悩んでる私に…
〔楓…
楓は色んな事を考え過ぎるんだよ…
たまにはハメを外してもいいんじゃ無いの?
所詮、無料ゲームサイトなんだから…
そう難しく考える必要は無いんじゃ無いの?〕
マーは私にそう言った。