小悪魔なあいつは年下ボーイ
帰り道、ホントに瑞希は夜道が怖いみたいで、物音がするたびに、俺の制服の裾をつかんでいた


−この女…狙ってんのか?



こんな日が毎日続いて、着々と新歓の詳細が決まっていった



「ねぇ、三条くん、新歓が終わったら遊べるようになるんでしょ?」


「あー…どうだろうな」



「もーこんなに忙しい仕事だってわかってたら、三条くんを副会長に投票しなかったのにぃ!」



「はいはい」
−うざったい、女どもが朝からからんできた。俺は適当に振り払って竜也のところにいった



「なぁ、未来。どうよ?その後先輩とは。毎日送ってんだろ?メアドはもう交換してんだよなぁ?いいなぁ、俺も先輩とメールしてぇし」


「あー、メアドはしってるけど、メールしてないよ。業務連絡で生徒会全員に送るやつ以外こないし…」


「お前から送ればいいだろ!」


「だって毎日会うし、送る内容ねぇし。つかなんで俺がメールしなきゃいけないんだっつの」



「えー、もう2人はラブラブなんだろ?」


「ちげーって」
−ホントに違うって…ただ…



ただ…ちょっと意地悪したくなるっていうくらいで…
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